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2012年3月9日

GUZZINIは創業100年となりました

1912年 Enrico Guzziniがイタリア・マルケ州レカナティにGUZZINI社を創業
  雄牛の角を使った日用品の製造販売を始めます。
  グッチーニショップミラノ
雄牛の角を成型した煙草葉ケース(1912)
 
雄牛の角を成型したサラダサーバー(1912)
 
成型用の木型。火で熱し、木型にはめて成型しました。(1912)
 

雄牛の角を切削工具で加工し、火であぶって木型にはめます。創業時のGUZZINIはイタリアの伝統的な手工業なのです。この後、GUZZINI社は近代工業へと進化してゆきますが、創業時の手工業はRADE GUZZINI社へ引き継がれました。
(工場の写真は1980年頃のRADE GUZZINI社)
1938年 世界で初めてフレキシグラス(アクリル樹脂の前身)を使った日用品を製造販売
  この年が、創業以来の手工業から樹脂成型メーカーへと切り替わった記念すべき年とされています。
 
世界初の家庭用樹脂製品(1938)
1950年 ディズニーがGUZZINIと組んで子供向けのテーブルウェアを発売
  これが世界的なヒットとなり樹脂製品が広く知られるようになりました。
 
メタクリル樹脂製のディズニーカップ(1950)
 
当時のカタログ(1950)
 
メタクリル樹脂製のボートの形をしたボウル(1950)
 
メタクリル樹脂製のボウルセット
1954年 世界で初めてツートンカラーの樹脂製品を発売
 
「VINTAGE」シリーズとして今も続いています。当時は熱圧着で2層プレートを製造しましたが、今日ではダブルインジェクションによる完全一体プレート。
 
ボートボウル&サーバーセット(1954)
 

ツートン製品はシンプルモダンが人気となり品種が拡大しました。(1954)
 

当時のカタログ(1954)
 
Guzzini本社のライブラリー
1957年 世界で初めて家庭用樹脂製品に「デザイン」を導入
 
デザイナーCharles Joostenによるメタクリル樹脂製ウイスキーセット。(1957)
1960年 世界で初めて製品のカラー化に成功
  大型の樹脂成型機(インジェクションモールド)が開発される中で、GUZZINIは世界で初めて製品のカラー化に成功しました。
 
メタクリル樹脂製ピッチャー(1960)
 

当時のカタログ(1960)
 
Guzzini本社のライブラリー(1950−1960)
1962年 建築家Luigi Massoniのモダンアートな世界。当時イタリアモード界で一躍話題に
 
ルイジマッソーニのメタクリル樹脂製キューブボウル(1962)
 
オーバルボウル(1962)
1969年 それまでの形状(デザイン)やカラー化に加え新たにデコレーション(絵柄)を導入
 
デザイナーOrnelaa Noordaによるメタクリル樹脂製小皿セット(1969)
 
Guzzini本社のライブラリー(1960−1970)
1977年 デザイン、カラー、デコレーションの3点を生かした特徴的な製品が次々と誕生
 
タンブラーやプレートがセットになったピクニックセット、ピックボール(1977)
発売から35年たった今も人気商品です。
 
Guzzini本社のライブラリー(1970−1980)
1982年 テーブルウェア中心からキッチン用品へ拡大
 
建築家Bruno Gecchelinが手がけた初めてのキッチン用品シリーズChef Lineシェフライン。(1982)
 
Guzzini本社のライブラリー(1980−1990)
1990年 カラフルな小型調理家電を開発
 
自分の手で持ち上げるクラシックなトースター(1990)
 
パスタに欠かせないハーブ葉をみじん切りする電動チョッパー(1990)
1998年 磁器製品及び金属製品に樹脂を融合させた新しいコンセプトの製品を発売
 
白色磁器カップにカラフルな樹脂のハンドルを付けたFeelingシリーズ(1998)
2000年 技術の進歩によって品質が格段に向上、樹脂製品の可能性が広がる
 
1954年に発売された製品が新技術によって復刻、Vintageビンテージシリーズ(2000)
 
Ross Lovegroveによるナイフスタンド(2000)
2012年 今日のGUZZINIを率いる創業者の直系第三世代と第四世代
 
グループの総帥、創業者の孫にあたるAdolufo Guzzini氏
 
GUZZINI社の社長、創業者のひ孫にあたるDomenico Guzzini氏